相手主体
クライアントの社員対象に、
会議式の研修をさせていただいております。
前回、宿題にした3つのテーマに沿ってすすめていきました。
仕事は、毎日毎日繰り返される中で、
「昨日よりも今日、今日より明日!」と思うのが
私達ですが、その過程でつい他人を変えることばかり
目についてしまうときがあります。
「〇〇さんが出来ないんです。」
「何度も言っているのにやらないんです」
「だからもう言わないでほっといてます」
「見捨てるしかありません」などなど。
私たちは、「他人を変えること」に一生懸命になると、
愚痴や不満、悪口、諦め、見捨てる・・・無視しよう・・・などという、
マイナスのスパイラルが起こり始めたりします。
他人を変えようとしているときは相手主体ではなく、
自分主体ですので思い通りにならない場合、
愚痴や不満、悪口なんかが出やすくなります。
愚痴、不満、悪口などは言うのは良くないと分かりつつも、
そのマイナス言葉に対して共感し、
一緒に言ってくれる仲間がいたりすると、
スッキリとした気分になったりするのかも知れません。
しかし、根本的に状況は変わらないでよね。
一瞬、共感してくれることに対して、
快楽に似たホルモンが出るのかも知れませんが、
潜在的に内面は磨かれることはなくに等しく、
組織においては、風土化されたり、
雰囲気となりお客様に伝わってしまったり、
怠慢になるとクリンネスに表れたりします。
働きにくい環境になるので良い傾向ではありません。
そこでちょっとだけ、
自分主体に物事を考えるのを横に置いておいて、
相手主体で考えてみる。
相手に対して、「ちゃんと片づけてね!」を、
何十回繰り返しても出来ない場合、
「どうしたら片づけられる?」「私にできることは何かある?」と、
問いかけにしてみる。
「何回言ってもダメ」「この人はダメ!」と決めつけて諦めず、
自分の言い方、伝え方を変えてみる。
ちょっとだけ相手主体で言葉を変えるだけで魔法のように、
物事が進み始めます。
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