自分の能力も上がる”真実の瞬間”
接遇は、相手に幸せな気持ちになっていただきますが、
相手がどのような時に、どのとうなことを感じるのかを、読み取る能力も必要です。
お客様は、店舗に足を運んだ時スタッフの接客態度や、
場の整備(5S)の状態などから、その企業(店舗)全体に対する印象、評価を決定します。
そのことを、『真実の瞬間(モーメント・オブ・トゥルース)』といいますが、
例えば、顧客が店舗やカウンターに行ったとき、レセプションや担当者が無愛想だったり、
サービスレベルが低かったり、あるいはひどく待たされたり、
面倒、不便、不潔などで不愉快な思いをし、不満、不快感を感じれば、
その企業(店舗)に対して好印象は抱きません。
こうした悪印象は、顧客と直接に接触するわずか数秒で決まってしまいます。
この『真実の瞬間』は、お客様を黙って去ってしまうのを防ぎ、
リピーターや、ファン客にできるかどうかを決定する重大な場面です。
ですから、場の整備も含めた第一印象は、良くなければなりません。
この顧客接点の全てで、お客様に失望を与えないためには、
直接の現場スタッフが、目の前の“真実の瞬間”を大切にすることはもちろん、
現場スタッフが臨機応変に、顧客本位の意思決定と行動が行えるよう接遇力を上げ、
職場環境や規定、規律、風土を整備することが求められます。
レセプショニスト指導の時、この”真実の瞬間”をノートに書きだしていただきますが、
とても意義のある取り組みです。
昨日の夜、レセプショニストのおひとりが弊社にお見えになり、
この”真実の瞬間”を書き込んだレセノートを見せてくださいました。
先週、レセプショニスト研修&会議の時、
レセノートを付けるようにご指導させていただきましたが、
早速、取り組みをされておりサロン内での、
それ以上の気づき(真実の瞬間)が書き込んであり、私自身も改めて勉強になりました。
手土産のプリンどうもありがとうございました
~ともによろこび、ともにさかえる。おかげさまで17年~
株式会社いやさか CS事業部 接遇コンサルタント 松木海穂
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