一方通行サービス
仕事上、クライアント様のお客様に対してフォローのお電話をすることがあります。
例えば、美容室ならば、
施術後3日以内にお客様にお電話をし、
「お手入れしやすいか」、「希望の髪型に仕上がったか」、
などを伺い、サロンでのサービスについて改善点なども積極的に伺います。
このようにお客様のお声を聞いていると、あることに気づきます。
それは、
お店側が良かれと思い行ったサービスを、必ずしもお客様は喜んではいないということ。
サービスとは、”提供する側”と”受け取る側”で成り立ちます。
上手くマッチングすれば、満足や感動といったことにつながりますが、
現実には行き違いによるクレームが発生する場合があります。
‘おもてなし‘や、‘接遇‘など意識し過ぎて、
型どおりや、過剰なまでのサービスほど気をつけなければなりません。
また、「気づいたら常連様が来なくなった」などということも起こります。
これは、お客様とは、よほどの信頼関係がない限り、不満や不快、不安などがあっても、
めったなことでは言ってはくれません。
それらを感じたとしても、口に出して言わないまま放れてしまいます。
そうならないためにも、不満、不快、不安なことを言いやすくする環境をつくり、
すぐに対応し、その場で改善をすることが必要です。
「フォローを行なう」という観点で、
お客様からの真のニーズやウォンツを聞き出し、
イノベーションにつなげていくシステムは、今後、ますます必要になってきます。
~ともによろこび、ともにさかえる。おかげさまで16年~
株式会社 いやさか CS事業部 : 接遇コンサルタント 松木海穂
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