「拝啓」と「敬具」と「かしこ」
今朝、とある美容師さんからこのようなお問い合わせがありました。
「お客様にお手紙を書くのですが、拝啓とかは必要ですか?」とのこと。
「拝啓」と「敬具」「かしこ」について。
「拝」は、拝む→おじぎ
「啓」は、申す→言う
拝啓は訓読みで「おがみもうす」=「お辞儀をして申し上げる」の意味。
そして、敬具も訓読みで、「うやうやしく整える」の意味。
「かしこ」は主に女性が用いますが、「あらあらかしこ」の省略。
「あらあら」は、粗相→「行き届かない内容で恐縮です」の意味。
意味を伝えると、美容師さんは、「なるほど!」と、解釈して行動にうつしたようです
形式にとらわれず、お客様へ気持ちが書けることが大事ですが、
「拝啓」や「敬具・かしこ」または、「挨拶言葉」などは、日本人特有の謙虚さ、配慮、敬意、
季節感を表現した、そこにちゃんと礼儀の心と感性があります。
このようなお問い合わせをいただくのは、ありがたいことで、
伝えながら自分の中に再び入っていきますので、改めて気づかされます。
こちらこそ、感謝します。
~ともによろこび、ともにさかえる。おかげさまで17年~
株式会社 いやさか CS事業部 接遇コンサルタント 松木海穂
コメント