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2011年10月 3日 (月)

向上心は厚情(思いやり)心

とある美容室、月曜日の定休日を利用して接遇研修の取り組み。

今回で、4回目になります。

オーナーをはじめ、幹部社員、スタイリスト、アシスタント、レセプショニスト、

本部の方もおいでいただきました。

Img_2165_2

オーナー自らがお受けになり、自らが手本を見せるように努力していくお姿は、

幹部をはじめ社員にとても影響力を与えますup

「自分は社長(幹部)だからしなくていい、でも、あなた達はちゃんとしなさい。」

なんてスタンスですと、玉ねぎと一緒で、内部から腐ってくるのだと思います。

このように人材教育に熱心で、自らが手本になろうとするオーナーの元、

向上心の高い皆様ですので、「学んだことはすぐに行動に移す」という気持ちが強く、

厚情(思いやり)心も高いので、「自分だけできればいい」なんて考えではなく、

皆ができるように、仕組みにできることは自分達で仕組化しています。

なぜ「仕組み」が大切なのか?

それは、研修を受けても、しばらくすると元に戻ってしまったり、やらなくなることがあるから。

研修を数時間受けて学んでも、

映画鑑賞のように「良かった、面白かった」だけでは、なにも身に付きませんし、

サロンに戻っても、今までと何ら変わりない場合がほとんどです。

特に、接遇は、常に「自分はどうか」より「相手がどう感じているのか」を中心に考えますが、

呪文を唱えるように、口先だけで言ってもなかなか行動にまでは移せななかったり、

表面的な部分で終わってしまいがちですが、行動心理学を取り入れ、

行動に移せる仕組みを作り、スタッフにきっかけを与えるだけで、

全員が継続的にできるようになります。

Img_2167

通常、100-1=99 ですが、接遇においては、100-1=0という考え方。

つまり、1人ができなければ、みんなも出来ていないとみなされてしまうということ。

接遇を底上げし、お客様に感動していただくには、マニュアルはいりません。

しかし、全員ができるようになる仕組みは必要です。

休日にも関わらず熱心にご参加いただきまして、ありがとうございました。

~ともによろこび、ともにさかえる。おかげさまで17年~

株式会社 いやさか CS事業部 接遇コンサルタント 松木海穂

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