向上心は厚情(思いやり)心
とある美容室、月曜日の定休日を利用して接遇研修の取り組み。
今回で、4回目になります。
オーナーをはじめ、幹部社員、スタイリスト、アシスタント、レセプショニスト、
本部の方もおいでいただきました。
オーナー自らがお受けになり、自らが手本を見せるように努力していくお姿は、
幹部をはじめ社員にとても影響力を与えます
「自分は社長(幹部)だからしなくていい、でも、あなた達はちゃんとしなさい。」
なんてスタンスですと、玉ねぎと一緒で、内部から腐ってくるのだと思います。
このように人材教育に熱心で、自らが手本になろうとするオーナーの元、
向上心の高い皆様ですので、「学んだことはすぐに行動に移す」という気持ちが強く、
厚情(思いやり)心も高いので、「自分だけできればいい」なんて考えではなく、
皆ができるように、仕組みにできることは自分達で仕組化しています。
なぜ「仕組み」が大切なのか?
それは、研修を受けても、しばらくすると元に戻ってしまったり、やらなくなることがあるから。
研修を数時間受けて学んでも、
映画鑑賞のように「良かった、面白かった」だけでは、なにも身に付きませんし、
サロンに戻っても、今までと何ら変わりない場合がほとんどです。
特に、接遇は、常に「自分はどうか」より「相手がどう感じているのか」を中心に考えますが、
呪文を唱えるように、口先だけで言ってもなかなか行動にまでは移せななかったり、
表面的な部分で終わってしまいがちですが、行動心理学を取り入れ、
行動に移せる仕組みを作り、スタッフにきっかけを与えるだけで、
全員が継続的にできるようになります。
通常、100-1=99 ですが、接遇においては、100-1=0という考え方。
つまり、1人ができなければ、みんなも出来ていないとみなされてしまうということ。
接遇を底上げし、お客様に感動していただくには、マニュアルはいりません。
しかし、全員ができるようになる仕組みは必要です。
休日にも関わらず熱心にご参加いただきまして、ありがとうございました。
~ともによろこび、ともにさかえる。おかげさまで17年~
株式会社 いやさか CS事業部 接遇コンサルタント 松木海穂
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