高齢者様の疑似体験と接遇
こちらの企業様へのご訪問は7年になりますが、ぐずついたお天気も必ず晴れます
さて、到着後すぐに、午前中、コンシェルジュ育成会議、
午後からは、全員揃ってレセプショニスト・マネジメント会議です。
1か月間取り組んだことに対しての発言、未来に向けた行動、疑問点、戸惑ったこと、
上手くいかないこと、分からないことなど、諸先輩に助言をいただきながら、
自分の業務を照らし合わせていきます。
ところで、2015年には、高齢者が3人1人と言われています。
超高齢化社会に突入ですが、受付業務の中で高齢者様への対応は避けて通れません。
このことから、高齢者様向け接遇研修を行い、実際に疑似体験をしていただきました。
足首、手首におもりをつけ(合計6キロ)、関節にはサポーター、手には軍手をはめます。
杖を付きながら歩く、椅子に座る、立つ、あるいは、お財布からお金を取り出すなどの
普段、我々がなにげなくできていることを高齢者になって体験していただきました。
白内障や、視力低下、視野が狭くなるなどの体験ができるゴーグルも装着し、
実際に、「何色が見えないのか?」あるいは、「色の区別がつくのか?」を体感し、
ポスターや、ポップを作成するときの参考にしていただきます。
各自が体感するだけではなく、杖を付かれた高齢者様の誘導、サポートの仕方、
座る、立ち上がる時の接遇面も注意しながら進めました。
サポートの際、親切心でつい腕を掴んだりしがちですが、
高齢者様の皮膚は柔らかく、うっ血してしまいます。
高齢者様接遇応対は、まずは、相手の気持ちを考えるだけではなく、
実際に体験して不自由さを感じ、目で捉え、触れて気づきの中から、
心やりの接遇を大切にすことが求められます。
皆様は、色々な気づきがあったと思いますが、今後の接遇に活かしていただければと願います。
本日も、お食事のご配慮ありがとうございました。
~ともによろこび、ともにさえる。おかげさまで17年~
株式会社いやさか CS事業部 接遇コンサルタント 松木海穂
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