「できる人」は傘使いも美しい!
「傘かしげ」という言葉をご存知でしょうか。
道ですれ違うときに、傘と傘がぶつかったり
雫がかかったりしないよう、
相手の反対側に、スッと傘を傾けることをいいます。
江戸時代の商人の心意気を示した仕草です。
相手を尊重し、思いやる心から生まれたという
「傘かしげ」実に日本的な奥ゆかしく
美しい所作だと感じさせられます。
できる人は、傘使いも美しい!
傘の使い方には、その人の人柄や品性まで映し出されます。
昔から言われる言葉に、
「夜目、遠目、傘のうち」というのがあります。
これは、女性が美しく見えるシチュエーションの
表現らしいですが、
傘は、女性を美しく魅せる小道具とも言えます。
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「傘のうち」が美しく見える秘訣。
肩に傘の柄を乗せている人をよく見かけますが、
これだと雫で服を濡らしたり、後ろの人の視界も悪くなります。
もちろん姿勢もよくありません。
傘は体の中心で真っすぐ待つ。
ハンドルの湾曲したほうを体側に向けるのがマナーです。
ありがとうございます。
一般社団法人 オルタネイト 松木海穂
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