人革命の接遇力
私たちは、3つの渇望があると言われています。
人から受け容れられたい!(受容)
認められたい!(承認)
大切にされ特別な存在でありたい!(重視)
受容、承認、重視の3つ。
これら自己重要感は、人間の三大渇望で、
与えることも、受け取ることも、
接遇の基盤だと私は思っていますが、
人間関係を円満に保つことができます。
接遇研修でのエクササイズの時、
相手に対して「重視する」の表現が難しいと悩まれます。
大切な気持ちは、感じるままでいいと思いますが、
私はあなたを重視してますよ、の表現の一つとして、
人を「褒める」ということがあります。
褒めることは、相手に対する敬意であり、
「私はあなたに関心があり、特別な存在です」
という、意志表示。
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「ゴマをするのはできません。」と言われたりしますが、
「褒める」と「ゴマをする」とは違います。
「褒める」は、その人の幸せを願うこと、
その相手に、幸せを感じて欲しいという根底がありますが、
「ゴマをする」ことは、
ただ「自分が気に入られたい」と思う、邪な感情があります。
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また、他人に愛情があり、自信のある人は、
自分の能力を人様の為に役立てようとしますが、
おごり高ぶる人は、ゴマをすり、
「自分が他人にどのように思われているのか」
ということ、損得が頭をよぎるのかも知れません。
接遇研修で大切にしている人間心理の自己重要感、
いづれも自己重要感を満たすことができる人は、
根底に「相手を幸せにしたい」という気持ちがありますので、
認めたり、褒めることだけではなく、
注意したり、叱るという行為、厳しいことも言えます。
自分が気に入られることしか意識がない人は、
注意や、叱るという行為は、
嫌われることを恐れるがゆえに言えない傾向があります。
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他人からどのように思われるのかは、
自分自身が放出したことの結果だと思うので、
いづれ、環境や人間関係となり目の前に現れ、
気づきとなるのかも知れません。
それは、損ではなく、経験として残る。
接遇力は、人革命なのだなと思いました。
いつもありがとうございます。
一般社団法人オルタネイト 松木海穂
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