トリートメントのクレーム
現在、業界で話題になっているトリートメントの施術。
髪の毛が劇的に改善するという素晴らしい施術ですのに、
失敗だとお客様から多数のクレームをいただく。
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クレーム対応研修をさせていただきますが、
そもそもなぜクレームがくるのでしょうか。
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技術不足でしょうか・・・
いいえ、美容師さんは、
技術を習得し、日々、練習に励みます。
新しい施術、商品が出るたび、時間をかけて勉強しています。
遅くまで練習し、合格するまでの取り組みは頭が下がります。
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そんな中、トリートメントでクレーム・・・
トリートメントの失敗とはどうゆうことなのでしょう・・
トリートメントいう名の落とし穴。
従来の考え方のトリートメントをはるかに超えた
画期的な薬剤と熱処理を行うトリートメントは、
もはやトリートメントという概念を超えているのだと思います。
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ということは、メリットだけではなく、
当然、デミリットもあるということの理解が必要。
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安易な解釈、アプローチ目的、
見極めをして行わないとお客様が求めるニーズと、
その施術工程とのギャップで、
素晴らしい施術なのに、逆にクレームをいただくことになります。
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だからこそ、施術前のカウンセリングを大切にする。
触診をはじめ、そのお客様の髪質、求めるものに、
その施術メニューは、合うかどうかの見極め。
せっかく学んだ技術を活かすためにも、
サロンワークを今一度見直してみる。
接遇という相手に対して、思いやりを行動に移していく
考え方をカウンセリングに取り入れて、
一生涯のパートナーとして選んでいただく。
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真実の瞬間は、お客様が笑顔で喜んでくださるかどうか。
それは、帰宅直後かも知れませんし、数日後かも知れません。
真実の瞬間は、理論だけではないということ。
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目の前にいるお客様の髪の毛に合うのかどうかを見極める、
いい施術、いい商品だから全てのお客様にもいい!
とは限りません。
いい施術、いい商品でも合わないお客様はいます。
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ところで、
仕事が終わり、観光を楽しみました。
平等院 鳳凰堂の静かな華やかさ、
仁和寺の373年ぶりの壁画の公開、
伏見稲荷神社の鮮やかな紅色と魂の息吹、
京都は、毎回いろいろな感情がうごめきます。
ありがとうございます。
一般社団法人 オルタネイト 松木海穂
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