伝統美と創造性=硲伊之助(はざまいのすけ)美術館
小高い丘の奥、その建物に一歩踏み入れた瞬間、
その空間は、日本の木造建築の美しさに魅了され、
温盛からくる触覚を通して視覚が奪われました。
美しく整った木材のこだわりは、
日本の伝統的な職人の感性が伺え、ため息が出るほど。
床は、フランス製のルビー色のタイル。
仕事初めの本日は、夕方、石川県にある
「硲伊之助(はざまいのすけ)美術館」へ足を運びました。
油絵、古九谷焼きの融合に触れることができる場所ですが、
九谷吸坂窯を作って50年余りが経つようです。
(気に入った九谷焼の作品↑)
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五感で感じる五色五彩は、
美しさを体感する素晴らしい体験でしたが、
特に、五位鷺の焼き物の作品に心が動きました。
五彩は原理原則、
「五色の調和は創造するハーモニーを構成して
絵画的に卓越している、
視覚を通して魂に歌いかける和音」という表現。
...また、アンリ・マティスから硲伊之助に宛てた手紙には、
「どこの国も自分の美を持っており最後にはそれが勝つ」と・・・。
自分の美が勝つ、その色彩のバランスは調和。
審美眼に宿る美意識は芸術と表現すると
調和が大切なのだな、と思いました。
また、ピカソ、ゴッホ、セザンヌ、ゴヤなどの
古い展示物にも触れることができました。
・・・
今回、思ったことは、
古九谷の色彩について、硲伊之助は、
絵画に重ね合わせたのだと私は思いました。
まさに、アートとサイエンスの融合、
その創造性は、日本人の色彩感覚、
非常に優れているのだなと改めて思いましたし、
この融合となる感性力は、
人材育成にも同じことがいえるのだなと思います。
・・・
古九谷焼きの「美」に触れた貴重な時間でした。
硲紘一先生、大変勉強になりました。
金沢の伝統菓子、福梅、吸坂飴のおもてなしありがとうございます。
また、紹介くださったギャラリーいずみの
小酒裕子オーナー、ありがとうございます。
ちなみに、NPO法人たんなん夢レディオさんが発行している
小冊子2020年1月号の1ページ目に
硲紘一先生、海部公子先生の掲載あります。
ぜひ、ご覧くださいませ。
感謝☆拝
一般社団法人オルタネイト 松木海穂
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