上品な言い回し”美化語”について
今回、クライアント様のコンシェルジュ会議に参加したとき、
先月訪問時に、接遇研修で行った敬語の試験での質問がありました。
それが美化語についてです。
敬語は大きく分けて3区分(丁寧語、尊敬語、謙譲語)ありますが、
2007年に新たに加わった美化語というものがあります。(丁重語も加わりました)
美化語とは、誰かへの敬意を表すのではなく、
上品な言い回し、美しく表現するときに使い、主に、名詞に「お」や「ご」をつけます。
一般的に「お」は、和語(訓読みの語)に、「ご」は、漢語(音読みの語)につきます。
例えば、
弁当に「お」をつけて、お弁当 酒に「お」をつけて お酒、掃除に「お」とつけて、お掃除、
祝儀に”ご”をつけて ご祝儀 など。
間違えやすい点として、外来語、動植物にはつけないということ。
また、悪い意味を持つ言葉や、習慣的につけない場合もあります。
外来語→ メール、コーヒー、ロッカー、ハンカチ、マンション、バック、など
悪い意味をもつ言葉→ 事故、事件、犯罪、解雇、災害、非難、など
習慣的につけない言葉→ 新聞、傘、時計、背広、書類、教科書、など
質問の内容は、お客様に対してカバンを預かる時に、
「カバンに”お”はつけるのか?」 ということでしたが、
「お」はつけることが出来ます
自分のこととして使う時、例えば「私は”お”カバンを買いに行きます」は、
「お」はつけず、カバンだけの方が自然ですね!
~ともによろこび、ともにさかえる。おかげさまで17年~
株式会社いやさかCS事業部 接遇コンサルタント 松木海穂
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