感情のコントロールと接遇マネジメント
よく、お客様から笑顔で、「ありがとう」と言われることが、
モチベートなるということを良く耳にします。
これは、どのような人でも、誰でもそうだろうと思います。
でも、どんなに心を尽くして、精神誠意、サービスのご提供をしても、
残念ながら全ての人が、「ありがとう」と笑顔で言ってくれるわけではありません
感謝してくれない人もいますし、それどころか、不平や不満を言われたりすることもあります。
感情的には、このような相手に対して苦手意識が発生しますし、
応対も億劫になり、マナー以前に自らの感情で対応を変えてしまうこともあります。
ですが、自分自身の尊厳、職業人としての誇りも、
接遇レベルの向上にとても大切だと考えれば、相手の態度ひとつで、
自分自身のモチベーション、または、マナーを変えてしまうことは得策ではなと私は思います。
マナーは、「相手に対する気働きを行動に移すこと」
型ではなく、形とされ、相手に合わせて変わってくると言われていますが、
自分の感情で変えてしまってはならないということ。
特にサービス業は、人と人の関わりが主ですので、
自分の感情のコントロールは、しっかりマネジメントしなければなりません。
プロの領域と意識するならば、相手がどのような態度で接してきても、
ベストを尽くすことが重要だと思います。
そのためにも、目標をしっかりもって、自身の価値観(ビジョン・ミッション)について、
明確にしておかないと、相手、環境、立場などに応じて、
ブレてしまい、一貫性がなく、いずれ行き詰まります。
接遇マナーは、情緒的な部分が多く、
親切心や優しさ、感謝など、目に見えない哲学的なことが多いですが、
だからこそ、志やプライドをもって、成果にもこだわってほしいと思います
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